肘の痛み
重いものを持つ時に肘に痛み
雑巾を絞る時に痛み
伸ばすと痛みや違和感
テニスやゴルフなどの肘をよく動かすスポーツをすると痛みや違和感
子供が野球をしていて、痛みが出る
子供が鉄棒や高い所から落ちて手をついた
子供の手を引っ張った際に子供が泣き始めた
など肘の症状は急性や亜急性(使いすぎ)で違和感や痛みが出てしまうことが多いです。
特に2歳~4歳の子の肘の症状はよく発症することあります。
また当院にもテニスやゴルフをしている患者様が肘が痛くてご来院されることが多いです。
肘の痛みに関する当院の考え
まず、肘とは上腕の骨(上腕骨)と前腕の骨(橈骨と尺骨)の関節のことを言います。
そして周りに筋肉や靭帯がついており、安定性をもたらしています。
肘の痛みで多いのは日常生活で少しずつ痛みが出てくることが多いです。同じ動作の繰り返しを行うことにより、筋肉や靭帯、筋肉の付着している骨が炎症が起き、痛みが出ます。
また、お子様でよく肘を曲げたり、伸ばしたりする患者様も痛みが出ることがあります。特に野球少年で筋肉が成長中に無理をすると筋肉のついている部分が引っ張られ、炎症を起こしやすくなります。そのまま続けてしまうと骨が変形したり、骨折したりしてしまいます。
肘の痛みを放っておくとどうなるのか
肘の痛みは上腕骨外側上顆炎や上腕骨内側上顆炎(テニス肘)がメインです。
無理に手首と肘の力を使い過ぎることにより、付着している筋肉や腱が変性したり、骨膜が炎症を起こしたりします。
また、変性は、加齢によっても起こることがあります。さらに、包丁をよく使う方、ゴルフをする方、手を握る動作をよくする人は、五十肩と併発し、テニス肘になる場合もあります。症状は手首に力を入れたり、ひねる動作のときに肘や前腕に痛みが出ます。そして、日常生活ではタオルを絞るやドアノブをひねる、ペットボトルのキャップをひねるなどの動作で痛みを感じます。
これを放っておくと、変性が強くなり、変形肘関節症になってしまいます。
そうなってしまうと、曲げ伸ばしだけで痛みを感じます。
肘の痛みの解消方法
症状を軽減していくためには1番効果的なのは日常生活で使う頻度を下げることです。
ただ、肘を日常生活で使わなくするのは難しいです。ですので、当院ではストレッチ指導を行うことが多いです。
ストレッチは2種類あります。
1つ目
痛みのある手のひらを下向きにし、肩の高さまで上げ、肘を伸ばします。
そして、反対の手で指から手の甲を掴み、ゆっくり手首を曲げ、筋肉が張るところで、15秒ほど伸ばします。
2つ目は
痛みのある手のひらを上向きにし、肩の高さまで上げ、肘を伸ばします。
そして、反対の手で指を掴み、ゆっくり手首を反らせ、腕の筋肉が張るところで、15秒ほど伸ばします。
この2つのストレッチを1日3~4回行います。
症状の軽度な場合は軽減していく患者様も多いです。
肘痛軽減のためにオススメする当院の施術メニューとは
当院では肘の施術でお勧めしているのは鍼施術と電気療法です。
1番効果的な施術は鍼療法です。負担をかけている筋肉を緩めることで、負担を減らし、疼痛を緩和することが出来ます。また、鍼療法を行うことにより、血行が良くなることにより、自己回復能力が上がるため、炎症もおさまりやすくなります。
また、鍼療法の苦手な患者様には電気療法を行います。炎症の部分に低周波を当て、細胞の活性化を行い、治癒能力を上げ、炎症を抑えていく施術になります。
その施術をうけるとどう楽になるのか
鍼療法を行うことにより、筋肉が緩み、動かすときや物を持つ時の痛みは軽減していきます。
使用頻度を下げていけば、炎症が落ち着き、1カ月で痛みは軽減していきます。ですが、日常で使うたびに炎症が再発する患者様は多くいます。再発を防ぐためには、筋肉を緩め、筋肉の質を変えることをお勧めします。筋肉の細胞は90日~180日で変化します。患者様の日常生活によりますが、再発を防ぐためには最低3カ月以上をお勧めすることが多いです。
軽減するための施術頻度は
施術頻度は患者様の日常生活によりますが、よく使う患者様は毎日を提案させていただきます。
肘や手首を動かさない患者様はいないと思いますので、頻度は高いほうが早く回復します。毎日ご来院できない患者様にはその方に合った通い方を提案させていただきます。
来れない患者様には日常生活で気を付けてもらう事やストレッチの指導をさせていただきます。