悩みタイトル

正座が困難になる
立ち上がりや歩き始めなどの動作の開始時に痛みが出る
歩く時に軋むような感覚がある
膝が腫れて熱を持つ、曲げにくくなる
階段の昇降、急な方向転換の時に痛む

変形性膝関節症は関節の軟骨のすり減りによる病態です。変形性関節症は、骨と骨が直接接触することや関節の隙間が狭くなることで痛みや不快感が生じるとされています。

この状態は、加齢、体重増加、筋力の低下などの要素が関与して進行することが多いです。関節の軟骨はクッションや衝撃吸収の役割を果たしており、その減少によって関節に負担がかかります。

また、レントゲン画像では、関節の周囲に骨の異形成や棘状の変形が見られることがあります。これは関節の変形や炎症によって生じる骨の反応です。

変形性膝関節症に対する当院の考え

「最初は軽い違和感だったのに、いつの間にかはっきりと痛みが増してきました。」
「歩くのがつらいので、出かけるのが億劫になってしまいました。」などの症状にお悩みのシニア世代が増えています。

膝の痛みは多くの方が悩まれている一方で、「誰でも経験するものだから」とその場しのぎの注射や湿布、マッサージで対処している方も少なくありません。

また、男女比は1:4と女性のほうに発症者が多い傾向にあります。
カイロプラクティックや整体院への通院を中断してしまう方の話もよく聞かれます。

痛みの背景には必ず原因があり、放置していても自然に良くなることは残念ながらありません。
痛みの根本改善なら、高い技術を持つ当院にぜひ一度ご来院ください。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症は、骨盤にある「股関節」、膝、そして足首である「足関節」という3つの関節が関連しています。
また、主な関連筋肉としてはお尻の筋肉である「中殿筋」、内ももの筋肉である「内転筋」、骨盤周りの筋肉である「恥骨筋」が変形性膝関節症に関与します。

変形性膝関節症を放置すると、激しい膝の痛みが生じて歩行や座位などの日常動作に支障を来すようになります。
症状が進行すると、日常生活に問題が生じるだけでなく、歩行能力が低下し筋力が衰え、最終的には介護が必要になる恐れもあります。そのため、早めの対処が重要です。

変形性膝関節症の軽減方法

膝の軟骨は一度損傷してしまうと、残念ながら自然に治癒することはありません。
その理由は、軟骨には血管が通っていないからです。

変形性膝関節症による痛みを軽減させるためには、適切な施術を受けながら、膝を支える筋肉を鍛える運動や、膝への負担を減らす工夫、肥満の方はダイエットなどが欠かせません。

当院では、手技や電気、鍼治療などを組み合わせて施術を行い、痛みの原因となっている筋肉や筋膜、周辺組織をしっかりと緩めていきます。
特にお尻から下半身の外側の筋肉の緊張をしっかりと緩め、膝関節周辺の筋肉や筋膜の癒着をアプローチし、膝関節の調整を行います。
これにより、痛みを軽減させていくことが期待できます。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では、手技施術をはじめ、以下の6つのメニューをおすすめしております。

【手技施術】
臀部から足底まで緩める施術です。
特に腸脛靭帯や大腿二頭筋(短頭)といった部位の癒着をしっかりと緩めます。

【鍼施術】
手技では届きにくい深層部にアプローチすることができます。
また、痛みのある特定の部位にピンポイントで刺激を与えることも可能です。

【電気施術】
手技では届きにくい深層部にアプローチすることができます。
また、金属アレルギーの方でも受けることができますが、体内に金属がある方は受けることができませんのでご了承ください。

【矯正施術】
膝関節だけでなく股関節や足関節を調整することで、膝への負担を軽減することが期待できます。

【筋膜ストレッチ】
筋膜をストレッチする施術です。下半身をメインに行いますが、筋膜にアプローチするため、身体全体に効果が期待できます。

【足の極み】
足関節周辺の細かい関節を調整することで、症状の軽減が期待できます。
ストレッチとは異なるアプローチ方法です。

これらの施術メニューを組み合わせて、痛みの原因となっている筋肉や筋膜、関節周辺組織にアプローチし、膝関節の痛みを軽減させる効果を得ることが期待できます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

【手技施術】
癒着している部分を緩めることで膝関節の屈曲角度を増大させることや内側部分の痛みを軽減させる効果が期待できます。

【鍼施術】
痛みがある場合には炎症を抑える効果が期待できます。
また、炎症が治まった後には、変形性膝関節症に関わる筋肉に対して負担を軽減するアプローチを行います。

【電気施術】
EMS、ハイボルテージ、マイクロカレント、楽トレなど、さまざまな種類の施術法を用いることができます。
電気施術は、炎症を抑えて痛みを軽減させる効果や筋肉の緩める効果、可動域の向上、関節に負荷をかけずにトレーニングする効果が期待できます。

【矯正施術】では、骨盤周りや関節の歪みを正しい状態に調整することで、神経、血液、リンパ、脳脊髄液などの流れを正常化し、自然治癒力を高めることが期待できます。
これにより、膝関節の歪みや股関節、足関節などの関節にかかる負担を軽減し、症状の軽減が期待できます。

【筋膜ストレッチ】
下半身の筋肉や筋膜をストレッチすることで、関節と筋肉の柔軟性を向上させるだけでなく、血流改善による自然治癒力の向上も期待できます。
特にふくらはぎの筋肉と足底の関節にアプローチし、土踏まずのアーチを確保することで膝関節への衝撃を和らげる効果が期待できます。

【足の極み】
足関節周辺の細かい関節を調整することで、アーチの確保や膝関節への衝撃の抑制が期待できます。
これにより、足底や甲の痛み、足や膝、股関節への負荷を軽減し、症状の軽減が期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

炎症を抑えるためには、まず施術が重要です。
炎症が強い場合は毎日の施術を受けることがおすすめですが、身体に負担がかかることはありません。
ご来院いただく頻度としては、1週間に3回以上、できるだけ間隔を詰めていただくことが理想です。

炎症が収まった後は、可動域の向上や日常生活での症状についてお伺いし、適切な施術の提案をさせていただきます。
目指すのは、症状の軽減と心地よい日常生活の回復です。一緒に頑張りましょう!