背中の痛み
こんなお悩みはありませんか?
今回のテーマである「背中の痛み」についてお話させて頂きます。
背中の辛さも患者様によってさまざまです。
例として5つご紹介させて頂きます。
背中の張り感
肩甲骨周りの違和感
痛み(ズキッ、鈍い)
筋肉の硬さ
姿勢の問題
背中は上半身の中でも筋肉と骨も関わっている部分で、痛みも出やすい部分になります。骨は背骨と肋骨と繋がっており呼吸にも欠かせない場所です。骨から神経も通るので骨同士が圧迫すると痺れも出てきます。
背中には背骨から肩甲骨の内側にかかる筋肉や、背骨のすぐ隣に縦に繋がる筋肉など様々な筋肉があり、それぞれ異なるタイプの痛みを引き起こす特徴があります。
背中の痛みで知っておくべきこと
背中の痛みについて知っておくべきこととして、まず1つ目は柔軟性の問題です。柔軟性とは、身体の硬さを意味します。筋肉は輪ゴムのように伸び縮みする性質がありますが、輪ゴムをずっと引っ張り続けると切れてしまうように、筋肉も伸び続けると切れてしまい痛みが出ます。しかし、筋肉には修復する力があり、再びくっつきます。ただし、切れてはくっつき、また切れてはくっつきを繰り返すと、痛みが取れない状態になってしまいます。
2つ目は姿勢の問題です。私たちの正しい姿勢は、首から腰までがS字状になっている状態です。首と腰は前側に、背中と仙骨は後ろ側に綺麗にカーブしていますが、悪い姿勢になるとC字状になり、背中に負担がかかり痛みが出てしまいます。要は猫背の状態になることです。
症状の現れ方は?
症状の現れ方としては、日常生活とお仕事の積み重ねによるものです。日常生活では、特に家事や朝の支度などで普段、何十回、何百回、何千回も同じ動きを繰り返すことで筋肉や骨にストレスがかかり、限界を迎えると症状が出ることがあります。また、座りっぱなしや同じ動きを繰り返すことで痛みが発生することもあります。
痛みは急に現れることが多く、痺れや筋肉の張り、違和感が出ることがあります。最悪の場合、背中が丸まってしまい、背中の症状が軽減されないまま日常生活を続けることになるかもしれません。また、季節の変わり目、特に春と秋には寒暖差が大きく、身体が対応しきれないまま日常生活を送ると、ぎっくり背中や骨の問題が生じ、背中のヘルニアが発生することも考えられます。
そうなる前に、しっかりとお身体のケアを行わないと、日常生活のパフォーマンスも悪くなります。
その他の原因は?
その他の原因として、内臓器系の問題もあります。私たちは内臓の診断を行うことは難しく、判別はできませんが、疑いを持つことはできます。内臓器の問題が疑われる場合は、病院での受診をお勧めします。
背中の内臓器に関連する疾患としては、心臓やその周りの血管の疾患、呼吸器官や肺の病気が考えられます。内臓器だけでなく、過去に骨折の影響で圧迫骨折を経験された方は、背中の痛みが誘発されることがあります。また、首回りの筋肉や骨も背中に繋がっており、ストレートネックや頚部の椎間板ヘルニアがあると、背中にも痺れが起きてしまい、日常生活に影響が出ることがあります。
背中の痛みを放置するとどうなる?
背中の痛みを放置すると、背中には多くの神経が分布しており、神経や血管の圧迫によって肩甲骨周りの動きが制限され、腕や肩甲骨周りの動作が困難になることがあります。最悪の場合、歩行困難に至ることもあります。特に高齢者では、20代、30代と比べると骨や筋肉が弱く動かすことが少なくなって骨や筋肉の弱化が進み、寝たきりになるリスクが高まります。
現代の背中の痛みは、骨や筋肉だけでなく内臓器系の問題も関わることがあります。例えば、首回りの筋肉や骨に影響を及ぼし、ストレートネックや頚部の椎間板ヘルニアが背中の痺れを引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。「私は大丈夫」と考えるだけでは問題解決にはつながりません。
当院の施術方法について
以上のことを踏まえ、当院が「背中の痛み」に推進している施術方法として、いくつかご紹介させていただきます。
【全身矯正】
骨格の歪みを整え、骨組みをしっかり正しい位置に戻すことでバランスが生まれます。これにより、猫背の軽減が期待できるほか、肩周りの動きが増し、痺れや痛みの軽減も可能です。
【肩甲骨はがし】
肩甲骨周りの筋肉をほぐすため、菱形筋(肩甲骨を背骨に寄せる筋肉)や僧帽筋(肩や背中に付いている筋肉)にアプローチします。これにより、姿勢に関わる筋肉がほぐれ、背中周りの筋肉をリラックスさせることができます。
【鍼治療と電気治療】
指圧では届きにくい深い筋肉に対して、鍼施術や電気施術でアプローチします。これにより、筋肉と骨の近くにある神経に多くの情報を送りやすくなり、お仕事のパフォーマンスアップにも繋がります。
改善していく上でのポイント
通院頻度としては、毎日通っていただくのが理想ですが、ご都合に合わせて週に1回以上の来院をお勧めしています。また、ご来院が難しい場合でも、ご自宅でセルフケアを行い、隙間時間を活用することで症状の変化を促進させることが可能です。
「早期の症状緩和を望んでいます」「改善したい」という目標がおありでしたら、どうぞ私たちにお身体のお悩みをお聞かせください。最適なプランをオーダーメイドで提案し、確実にお身体の状態に合った施術を実施させていただきます。