足関節捻挫
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内反捻挫の場合
①疼痛。一度損傷の場合受傷部に軽度の圧痛。歩行や関節運動に支障をきたす程ではない。二度損傷の場合歩行時、関節運動時に強い疼痛を感じる。三度損傷の場合、強い疼痛のため歩行・関節運動は不可能。
②疼痛と同様、足関節外側部に腫脹がみられる。二度損傷から出現し三度損傷では著しく腫脹が出現する。
③靭帯損傷。一度損傷の場合、前距腓靭帯もしくは踵腓靭帯における微細な損傷か部分断裂。二度損傷の場合、前距腓靭帯もしくは踵腓靭帯の完全断裂(単独損傷による)三度損傷の場合、前距腓靭帯及び踵腓靭帯の完全断裂(複合損傷による)
④皮下出血班。受傷から数日経つと外果下方に出現する。出現は二度損傷以上から。
⑤機能障害。受傷後は足関節外側部に疼痛があるため重症度によって出現する。一度損傷は歩行や関節運動に支障をきたす程ではない。二度損傷では疼痛が強いため歩行や関節運動時に支障をきたす。三度損傷では激しい疼痛のため歩行や関節運動は不可能。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
足関節捻挫はスポーツ外傷の中でも頻度が高いです。そのうちほとんどが内反捻挫になります。足関節内反捻挫は選手間の接触により生じることもありますが、ランニングでのインターコーナー時やジャンプからの着地や方向転換で生じる非接触型の損傷も多いです。その理由として距腿関節の関節を確認すると内果(内くるぶし)より外果(外くるぶし)の方が低位に存在するため、内反捻挫の頻度が高くなります。その為、足関節外側の靭帯が損傷を受けやすいですが大きく分けると遠位脛腓関節での障害と距腿及び距骨下関節での障害に分けられます。また靭帯の中でも最も多いのは前距腓靭帯の損傷になります。その理由として前距腓靭帯は底屈位として内返し位で最も緊張すると考えられます。
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足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
捻挫を放置した場合のリスク1つ目は治りが遅くなるという事です。重症度の低い捻挫では歩けなくなるほどの痛みを感じることは少なく、内出血も出ません。そのため特に処置をせず普段通り生活してしまう人がほとんどなのですが、捻挫をした部位によっては痛みを感じづらいこともあるため、実は靭帯を大きく損傷していたということがあり得るのです。傷んだ靭帯を修復するには適度な安静と固定、冷却といった処置が大切です。痛みや腫れが無いからといって捻挫を放置すると、傷んだ靭帯の修復が遅くなります。また、捻挫を放置することで捻挫をしやすくなってしまう反復性足関節捻挫になってしまうこともあります。
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足関節捻挫の改善方法
捻挫をしたらすぐRICE処置をしましょう。まずはアイシング(冷却)をし炎症を必要以上に起こさないようにします。炎症を最小限に抑えることで改善スピードが変わります。炎症が必要以上に増えると、健康な組織まで炎症の影響が広がることで改善するスピードが遅れます。アイシングは氷水が一番良いです。ビニールに氷と水を入れ漏れないように口を結び、負傷部位のピンポイントで当てましょう。アイスパックや保冷剤は凍傷になってしまう恐れがある為禁止です。アイシング後は包帯で圧迫、固定することをお勧めします。足関節の捻挫は下肢末端で起こるため血液が足に流れやすく、炎症後のむくみが起こりやすくなります。少しでも腫れ、むくみを起こさない為に圧迫固定をすると改善が早くなります。
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足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
当院にあるハイボルテージ施術では2つの周波数がありその1つの周波数がゲートコントロール理論を用いたもの。ゲートコントロールとは痛覚より触覚の方が脳への伝達速度が速いという理論を用いたものです。ハイボルテージを当てることにより即効性の高い鎮静効果が得られます。足の極みは関節、筋肉の拘縮に効果的です。特に足のアーチを正しいフォームにする事で足関節捻挫の予防だけでなく、外反母趾や偏平足の予防をする事も出来ます。楽トレのリラクゼーションモードで緊張した筋肉を緩め、炎症が治まった後に筋トレモードで前脛骨筋や長腓骨筋を鍛えることで足関節の安定性を得ることが出来ます。
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その施術を受けるとどう楽になるのか
ハイボルテージ施術では捻挫の痛みに効果的です。ハイボルテージ施術器のゲートコントロール理論により高い鎮静効果が得られます。同時に筋肉や、靭帯の中に微量にある毛細血管にもアプローチし、血行不良を除去し、可動域制限を取り除く効果も得られます。
足の極みは捻挫後の靭帯、筋肉の拘縮に効果的です。捻挫後は炎症期が治まると関節や筋肉の拘縮が始まります。そのため足関節を可動した際の痛みの長期化、可動域制限の長期化、その後捻挫を繰り返しやすくなってしまいます。足の極みではそういった痛みや、可動域制限を取り除き捻挫の再発予防効果がえられます。楽トレではハイボルテージには無い筋トレモードで足関節の安定性に関わる筋肉に対してアプローチすることが出来るので治癒後のパフォーマンス向上に繋がります。 -
改善するための施術頻度はどのくらいか
ハイボルテージ施術は毎日行うのがベストです。痛みが続いている状態で放置しておくと、痛みが交感神経を興奮させ交感神経の作用により血管を収縮させ痛みの増幅と可動域制限を助長させる可能性が高まるためです。痛みを感じ続けること自体が良くないので早く鎮痛させるため毎日行う必要があります。足の極みもハイボルテージ同様、毎日行うのがベストです。筋肉や関節の拘縮はただ硬くなっているのではなく、時間が経つにつれ脳の形状記憶作用により以前の状態に戻りにくくなってしまう且つスポーツをされている方はパフォーマンスの低下等にも繋がる一因となるので早急かつ短期につめて施術することが望ましいです。楽トレの筋トレモードに関しては2日に1回のペースで行うことをおすすめします。筋トレモードで鍛えつつストレッチを行うとより早く改善に繋がります。