ばね指について

ばね指とは?

ばね指は、手の指の関節に起こる症状の一つであり、特定の指が曲がった状態のままで、動かそうとしてもばねのように引っかかって動かない状態を指します。これは、指の屈筋腱が短縮し、関節の正常な動きが制限されることによって生じます。主に指を曲げる際に支障が生じ、その指を伸ばすことが難しくなります。

ばね指は、長時間同じ姿勢で手を使うことや、反復的な手の動きを繰り返すことによって引き起こされることがあります。また、関節リウマチや手の損傷、炎症性関節症などの疾患も、ばね指の原因となることがあります。

ばね指の根本原因は?

ばね指の根本的な原因は、通常、指の屈筋腱における異常な短縮に関連していると考えられます。指の屈筋腱は、指を曲げるうえで重要な役割を果たしていますが、短縮が起こることで関節の正常な動きが制限されます。

ばね指の発症には、いくつかの要因が関係することがあります。これには、以下のようなものが含まれます。

遺伝的要因:
ばね指は、家族間で遺伝する場合があります。家族歴にばね指があると、発症のリスクが高まる可能性があります。

過度の使用や反復的な動作:
手や指を過度に使用したり、同じ動作を繰り返したりすることが、ばね指の原因となることがあります。特に、指を頻繁に使う作業や、曲げ伸ばしを伴う作業を長時間行う職業やスポーツに従事している場合は、リスクが高まるとされています。

姿勢や筋力の不均衡:
姿勢の乱れや筋力のバランスが悪いことにより、指の屈筋腱に過度な負担がかかることがあり、それがばね指の発症につながる可能性があります。

病気や障害:
関節リウマチや炎症性関節症などの疾患が、指の屈筋腱に影響を与えることで、ばね指が発症することがあります。

ばね指の原因は、個人や状況によって異なる場合がありますが、屈筋腱の異常な短縮が共通の要因として関与していると考えられます。

こんなお悩みはありませんか?

ばね指_イメージ1

指の動きが制限され日常生活での動作に支障が出る
指を伸ばすと痛みを感じる。
関節周囲に炎症や腫れが出る
指の屈伸運動の制限で機能低下
日常や仕事に影響し社会生活に支障がでる

ばね指に対する当院の考え

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患者様の症状や状態に応じて、個別の施術計画を立案し、痛みの緩和や機能の軽減をサポートします。

症状の評価と判定:
まず、患者様の症状を詳しくお伺いし、指の動きや痛みの程度などを評価します。これにより、ばね指の程度や要因を正確に把握し、適切な施術計画を立てます。

物理療法:
物理療法は、ばね指に対するアプローチの一つです。これには、手技療法、ストレッチ、関節の可動域の軽減が期待できる運動療法などが含まれます。これらの手法を用いて、屈筋腱の柔軟性の向上と、指の動きのサポートを行います。

テーピングや固定具の使用:
ばね指の施術では、指を保護・補助する目的でテーピングや固定具を使用することがあります。これにより、指の関節にかかる負担を軽減し、適切な姿勢を維持しやすくなります。

生活習慣の見直し:
ばね指の軽減には、日常生活における姿勢や動作の見直しも大切です。患者様には、正しい姿勢や動作の方法をお伝えし、再発防止につながる生活習慣の見直しをサポートします。

ばね指はなぜ起こるのか?

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ばね指がなぜ起こるのかについては、いくつかの理由が考えられます。

遺伝的要因:
ばね指は、家族内で遺伝することがあり、遺伝的な要因が関与することがあります。家族歴にばね指がある場合、個人のリスクが高まる可能性があります。

過度の使用や反復的な動作:
手や指を過度に使用したり、同じ動作を繰り返したりすることが、ばね指の原因となることがあります。特に、手を使ったり、指を曲げ伸ばしするような作業を長時間続ける職業やスポーツに従事している場合、リスクが高まります。

姿勢や筋力の不均衡:
姿勢が悪い場合や筋力の不均衡があると、指の屈筋腱に異常な負担がかかり、それがばね指の発症につながる可能性があります。

病気や障害:
関節リウマチや炎症性関節症などの病気や障害が、指の屈筋腱に影響を与えることで、ばね指が発症することがあります

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指を放置すると、以下のような問題が生じる可能性があります。

痛みや不快感の悪化:
ばね指は、関節や周囲の組織に炎症を引き起こし、痛みや不快感を引き起こすことがあります。放置すると症状が悪化し、日常生活や活動に支障をきたす可能性があります。

機能の低下:
ばね指によって指の動きが制限されるため、日常生活での活動や仕事に支障をきたす可能性があります。指の機能が低下し、日常的な作業やスポーツなどが困難になることがあります。

指の変形:
ばね指が進行すると、指の関節や周囲の組織に負担がかかり、指の形が変形することがあります。指の変形が進行すると、施術が難しくなる場合があります。

精神的影響:
ばね指の症状によって、精神的なストレスや不安が生じることがあります。日常生活での制限や痛みによって、心理的な負担が増大する可能性があります。

他の合併症のリスク:
ばね指が放置されると、関節や周囲の組織に過度の負担がかかり、関節炎や軟骨の損傷などの合併症が発生するリスクが高まります。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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ばね指に対しては、電気刺激を用いて筋肉や神経の機能を軽減することをおすすめします。当院ではEMS施術を行い、筋肉に刺激を与えて痛みを軽減していきます。EMSは手技療法より、より深い筋肉にアプローチすることができます。

また、ばね指は指を使いすぎて筋肉が固まることが原因で起こります。EMSで筋肉に刺激を与え、固まった筋肉に血流を流して筋肉の再生を促していきます。

EMSのほかにも、早く痛みを軽減したい方には鍼灸療法をおすすめします。鍼はEMS同様、より深い筋肉にアプローチすることができます。鍼を行うと小さな傷ができ、その傷を治そうと血液が集まるため、筋肉の再生を促していきます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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EMSや鍼灸療法を行うと、以下のような軽減が見られます。

痛みの軽減:適切な施術を受けることで、ばね指に伴う痛みが軽減されます。炎症が抑えられ、関節や周囲の組織への負担が減少するため、日常生活での痛みや不快感が減ることが期待できます。

指の動きの軽減:物理療法や運動療法によって、指の屈筋腱が柔軟になり、指の動きが軽減されます。ばね指による指の制限が緩和され、日常生活での指の使い勝手が向上することが期待できます。

機能の回復:指の動きが軽減されることで、日常生活や作業における指の機能が回復します。物をつかむ、キーボードを使う、ドアを開けるなどの動作が楽になることが期待されます。

生活の質の向上:痛みや機能の低下が軽減されることで、ばね指による日常生活への制限が軽減されます。これによって、生活の質が向上し、ストレスや不安が軽減されることが期待されます。

再発の予防:適切な施術を受けることで、ばね指の再発リスクが低減します。物理療法や運動療法によって指の筋力や柔軟性が向上し、姿勢や動作の改善によって再発を予防することが期待されます。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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指などは使う頻度が高いため、痛みが軽減するまでに時間がかかることがあります。
テーピングなどの固定を使用して痛みを軽減することも可能ですが、水仕事などを行うとテーピングがすぐに外れてしまいます。
当院では、できるだけテーピングを使用せず、痛みを軽減する施術を行っています。
最低でも週1回の施術をおすすめしており、痛みを早く軽減したい方は毎日でも施術を受けることをおすすめします。